【2026年版】ハンドリフトおすすめ5選|パレットに合う選び方

【2026年版】ハンドリフトおすすめ5選|パレットに合う選び方

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📝 記事作成ポリシー
本記事は倉庫責任者8年の実務経験をもとに、AIツールの作成支援を活用して執筆・編集しています。掲載情報はロジ現場ラボ編集部が確認しています。

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ノゾミ
ノゾミ

主任、年末に向けて入荷のパレットが増えてきたので、ハンドリフトを買い足したいんです。通販だと4万円前後から10万円以上まであって、どれがいいのか分からなくて…。

フクロウ主任
フクロウ主任

値段より先に、うちのパレットを測るんだホー。フォークが差込口に入らない、入っても持ち上がらない、というのが買ってから気づく失敗だホー。

ノゾミ
ノゾミ

えっ、どこを測ればいいんですか?

フクロウ主任
フクロウ主任

差込口の高さと幅、それにパレットの奥行きだホー。たとえば片面使用のパレットなら、フォークの最低位が差込口の高さより10mm以上低いものを選ぶ、とメーカーのスギヤスは案内しているホー。2026年10月時点で買える5台と、選び方・安全な使い方をまとめるホー。

パレットのまま入荷・出荷する現場では、フォークリフトが入れない通路やトラックの荷台の奥で、ハンドリフトが欠かせません。メーカーの呼び名は「ハンドパレットトラック」(をくだ屋技研は「キャッチパレットトラック」)です。官民物流標準化懇談会のパレット標準化推進分科会は、2022年6月公表の中間とりまとめで、これからパレット化を進める事業者に1,100×1,100mmの平面サイズを推奨しました(国内で最も生産・利用されている規格で、全生産数量の約32%、JISのサイズの中では約66%。2022年5月時点、国土交通省資料)。

この記事では、倉庫・工場・物流センター向けの手動ハンドリフト5台(ビシャモン、をくだ屋技研、KIKAIYA)を、最大積載能力、フォーク寸法、最低位、自重、価格で比べます。パレットに合う寸法の測り方(メーカーの選定基準)と、始業点検・傾斜地・冷凍倉庫・トラック荷台での注意点もまとめました。パレットに載らない小口の荷は、倉庫用台車おすすめ5選で選び方を紹介しています。

📌 先に結論|用途別のおすすめ

  • 迷ったら・国内メーカーの定番:ビシャモン BM15M(1.5t・フォーク長さ1,070mm、9万〜10万円前後)
  • 2tクラスを国内メーカー品で:をくだ屋技研 CP-20S-107(2.0t・樹脂ハンドル、11万〜13万円前後)
  • 予算重視で2.5t:KIKAIYA PT-25D(ダブルローラー、4万円前後)
  • 差込口が低い・薄型パレット:KIKAIYA PT-20L(最低位51mm、5.6万円前後)
  • 狭い場所・奥行きの短い荷:KIKAIYA PT-20SN(フォーク900mm・48.5kg、4万円前後)※1,100×1,100mmパレットには不向き

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ハンドリフトの選び方|買う前に確認する6つのポイント

① パレットの裏側を見る。片面・スキッド・両面で合う機種が違う

ハンドリフトは、フォークの先にある車輪(フォークホイール)を床に着けたまま荷を持ち上げます。そのため、パレットの裏側の形で使える機種が変わります。スギヤス(ビシャモン)のカタログは、パレットを「片面使用タイプ(裏面が田の様に4箇所穴が開いている)」「スキッドタイプ(差込み窓の下部に補強が無い)」「両面使用タイプ(表裏両方使用することが可能)」に分け、それぞれ確認する寸法を示しています。同社の取扱説明書も、両面パレットや樹脂パレットではフォークホイールがパレットの枠に掛からないようにと注意しています。

② 差込口の高さとフォークの最低位を比べる

フォークのいちばん低い高さ(最低位・最低高)は、差込口の高さより低くないと入りません。スギヤスの基準では、最低位が差込口の高さより片面使用は10mm以上、スキッドは3mm以上、両面使用は15mm以上低いものを選びます(片面使用の原文は「差込み窓の高さより最低高が10mm以上低い物を選定」)。今回の標準型の最低位は75〜80mm、低床型のKIKAIYA PT-20Lは51mmです。メーカーは「特に最低高は余裕をもって」選ぶよう注記しています。

③ フォークの外幅・内幅・長さを測る

同じくスギヤスの基準では、フォークの外幅(A1)は左右の差込口の外側の寸法より10mm以上狭く、左右のフォークの内幅(A2)はパレット中央の桁・ブロックの幅より10mm以上広いものを選びます。長さは、スキッドならパレットの奥行きの±100mm、片面使用ならフォークホイールが裏面の穴に収まる長さ、両面使用ならフォークホイールがパレットの奥を越える長さが条件です。ビシャモンの標準タイプのフォーク長さは600〜1,400mm、外幅は400〜800mmまであります(機種による)。

短すぎても使えません。KIKAIYAは、フォーク長さ900mmのPT-20SNについて「一般的な1100×1100mmのパレットでご使用の場合、パレット中央のセンターブロックにフォークローラーが干渉する為、約30mm程度しか上昇しません」と注意しています。

④ 最大積載能力は「荷物より大きいもの」

スギヤスは、荷物より積載能力が大きいものを選ぶよう案内しています。今回の5台は1,500〜2,500kg。パレットと荷の合計重量を確かめ、余裕のある能力を選びましょう。取扱説明書は、最大能力を超える荷重で使わないこと、フォークの先端や片側のフォークだけで荷を上げないことを求めています。

⑤ 車輪と自重を見る

車輪は、今回のビシャモンとKIKAIYAの4台がウレタン(ポリウレタン)製です(をくだ屋技研はウレタン・ナイロンなどの車輪をオプションで用意。適応機種は販売店に確認)。スギヤスは、ゴム車輪のハンドパレットトラックは荷物を載せたまま放置すると車輪が変形し、動かし始めの引っ張り力が非常に大きくなると説明しています。フォークホイールを2輪にしたダブルローラー(ボギー車輪)は、同社によると「少々の段差や隙間などでタイヤが落ち込むのを防ぐ役割」があります。自重は48.5〜74kgで、トラックに積んで運ぶなら軽さも大事です。

⑥ 価格・保証・修理・届き方を確かめる

国内メーカー品(ビシャモン、をくだ屋技研)は通販で9万〜13万円前後、KIKAIYAは4万〜6万円前後です(2026年10月時点)。保証は、ビシャモンが納入後3か月(取扱説明書の保証規定)、KIKAIYAが3か月で対象は油圧系統のみです。修理は、スギヤスが販売店や指定サービス店、をくだ屋技研が購入先の販売店を通して受け付けます。KIKAIYAは原則として修理を行わず、部品を買って自分で交換する方式です。

届き方にも注意します。スギヤスとをくだ屋技研は、販売店から買う場合の受け渡しをFAQで「車上渡し」(配送トラックの荷台の上で受け渡し)としており、荷降ろしの道具が要ります。KIKAIYAも車上渡しで荷降ろしは購入者が行い、個人での注文は自宅に届けず運送会社の営業所止めとし、沖縄・離島には発送しません。通販の配送条件は出品ごとに違います。

パレットの種類 最低位と差込口の高さ フォーク外幅・内幅 フォークの長さ
片面使用(裏面に4か所の穴) 最低位が10mm以上低い 外幅は差込口の外側より10mm以上狭く、内幅は中央部より10mm以上広く フォークホイールが裏面の穴に収まる長さ
スキッド(差込み窓の下に補強なし) 最低位が3mm以上低い 同上 パレットの奥行き±100mm
両面使用(表裏とも使える) 最低位が15mm以上低い 同上 フォークホイールがパレットの奥を越える長さ(10mm以上)

※スギヤス(ビシャモン)カタログ「ハンドパレットトラックはどのように選定するの?」をもとに編集部が整理。メーカーは、すべての条件を満たさない機種を使うと製品や荷物を破損するおそれがあるとしています。

倉庫・工場のハンドリフトおすすめ5選【2026年版】

Amazonと楽天市場での取り扱いを確認できた5台です。仕様はメーカーのカタログ・製品ページ、KIKAIYAは販売元(コバヤシデンソー)の商品ページの公表値です。ビシャモンとをくだ屋技研はメーカーサイトに価格の掲載がない(販売店で見積り)ため、価格は2026年10月時点の通販価格の目安です。送料・配送条件は出品ごとに確認してください。

1. ビシャモン BM15M|迷ったらこれ。国内メーカーの定番1.5t

パレット運搬の主力として長く使うなら、スギヤスのビシャモンBM15M。最大積載能力1,500kg、フォークは外幅520mm×長さ1,070mm(内幅214mm)、フォーク高さは最低80mm〜最高200mmの標準タイプで、メーカーは「さまざまなパレットに使用できるオールマイティータイプ」としています。自重は約70kgです。

メーカーは、本体に高張力鋼板を使って軽量化したこと、重要なシール部分にUパッキンを使ったピストン式シリンダーで油漏れによる自然降下の可能性が少ないこと、自社開発のウレタン車輪とハンドル回転軸の2つのスラストベアリングで操作性を高めたことを特長に挙げています。BM15Mはカタログで「常時在庫」の人気5機種のひとつとされ、差込口の低いパレット向けには最低高65mmのBM15M-L65もあります。

タイプ 手動ハンドパレットトラック(標準タイプ)
最大積載能力 1,500kg
フォーク外幅×長さ 520mm×1,070mm(内幅214mm)
フォーク高さ 最低80mm〜最高200mm
全高 1,193mm
車輪 ステアリング:ウレタンφ175×60mm/フォーク:ウレタンφ80×100mm
自重 約70kg
保証 納入後3か月(取扱説明書の保証規定)
参考価格 9万〜10万円前後(楽天市場 89,650円〜〔法人限定などの出品〕、Amazon 100,870円、2026年10月時点)

✅ メリット

  • 国内メーカーの定番。始業点検表・部品表・故障時の対処資料をメーカーが公開
  • 寒冷地用オイルに変更すると-15℃の環境でも使える(カタログ)
  • 同じ寸法で低床65mmのBM15M-L65も選べる

⚠️ デメリット・注意点

  • Amazonでは10万円前後と、KIKAIYA PT-25Dの2倍以上
  • 楽天市場の安い出品は法人限定・代引不可などの条件付き

編集部の評価 ★★★★☆ 4.5 / 5.0 定番の寸法と公開資料の多さ。長く使う1台に

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

フクロウ主任
フクロウ主任

BM15Mのフォーク長さは1,070mm。片面使用のパレットなら、フォークホイールが裏面の穴に収まるかを先に確かめるんだホー。

👍 こんな人におすすめ

  • パレット運搬の主力として毎日使う倉庫・工場
  • 修理や部品を販売店経由で頼みたい事業所

2. をくだ屋技研 CP-20S-107|2.0tを国内メーカー品で。樹脂ハンドル

をくだ屋技研(OPK)のキャッチパレットトラック標準型CP-20S-107は、最大積載量2,000kg、フォーク外幅520mm×長さ1,070mm(内幅220mm)、最低位80mm〜最高位200mm。車体重量は74kgで、BM15Mより500kg重い荷まで運べます。

メーカーは、ハンドルを鉄から樹脂に変えて軽く手ざわりもよくしたこと、ステアリングホイールの芯を鋳物からアルミにして軽くしたこと、レバーを引き上げるだけでニュートラルになる独自の操作方式を特長に挙げています。パーキングブレーキや安全カバー、静電気拡散性車輪などのオプションがあり、作動油の代わりに「エネスイ」を使う環境配慮型(PS-CP-20S-107)もあります。

タイプ 手動キャッチパレットトラック(標準型)
最大積載量 2,000kg
フォーク外幅×長さ 520mm×1,070mm(内幅220mm)
最低位〜最高位 80mm〜200mm
全長×全高 1,480mm×1,170mm
ハンドル 樹脂製(ステアリングホイールはアルミ芯)
車体重量 74kg
参考価格 11万〜13万円前後(楽天市場 108,900円〜、Amazon 126,886円、2026年10月時点)

✅ メリット

  • 2.0tクラス。標準型は0.7t〜5tまで寸法違いがそろう
  • 樹脂ハンドル・アルミ芯ステアリングで軽量化(メーカー)
  • メーカーサイトの「キャッチパレットトラック選定サービス」で合う機種を探せる

⚠️ デメリット・注意点

  • 今回の5台でもっとも高い
  • 楽天市場の出品は直送品・法人限定・車上渡しが中心

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 2.0tを国内メーカー品で。オプションが豊富

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

フクロウ主任
フクロウ主任

OPKのサイトには、使っているパレットに合う機種を調べる選定サービスがあるホー。注文の前に試すといいホー。

👍 こんな人におすすめ

  • 1,500kgを超える荷が多い現場
  • パーキングブレーキなどのオプションを付けたい事業所

3. KIKAIYA PT-25D|4万円前後で2.5t。予算重視の標準サイズ

台数をそろえたい、まず1台試したいなら、コバヤシデンソー(広島県福山市)が販売するKIKAIYAのPT-25D。最大使用荷重2,500kg、フォーク長さ1,150mm×全幅550mm、フォーク最低75mm〜最高190mm、本体重量65kgで、価格は国内メーカー品の半分以下の4万円前後です。

フォーク側の車輪はポリウレタン巻きのダブルローラー(φ74×70mm)。販売元は、能力以上の荷重がかかると安全弁が作動して本体を保護するとしています。組立済みで届きます。

タイプ 手動ハンドリフト(ダブルローラー)
最大使用荷重 2,500kg
フォーク長さ×全幅 1,150mm×550mm(爪幅160mm・フォーク間230mm)
フォーク最低〜最高 75mm〜190mm
全長 1,550mm
車輪 ステアリング:ポリウレタンφ180×50mm/フォーク:ポリウレタン・ダブルφ74×70mm
本体重量 65kg
保証 3か月(油圧系統のみ)
参考価格 4万円前後(楽天市場 40,800円+送料、Amazon 41,630円、2026年10月時点)

✅ メリット

  • 2.5tで4万円前後。国内メーカー品の半分以下
  • フォーク側がダブルローラー
  • 組立済みで届く

⚠️ デメリット・注意点

  • 保証は3か月・油圧系統のみ。原則として修理なし
  • 個人名義の注文は営業所止め。沖縄・離島は発送不可

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 4万円前後で2.5t。台数をそろえる現場に

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

フクロウ主任
フクロウ主任

安いハンドリフトは、壊れたときの直し方を先に決めておくんだホー。KIKAIYAは車輪やパッキンセットなどの部品を別売りしているから、機種ごとに確かめるんだホー。

👍 こんな人におすすめ

  • 予算を抑えて台数をそろえたい倉庫
  • 2tを超える重い荷をときどき運ぶ現場

4. KIKAIYA PT-20L|最低位51mm。差込口の低いパレットに

差込口が低いプラスチックパレットや薄型パレットに差し込みたいなら、フォーク最低位51mmの低床型PT-20L。今回の標準型(75〜80mm)より24〜29mm低く、スギヤスの基準(片面使用は最低位が差込口より10mm以上低い)に当てはめると、差込口の高さ61mm以上が目安になります。

最大使用荷重2,000kg、フォーク長さ1,150mm×幅540mm(フォーク間220mm)、最高位は162mm。車輪はポリウレタン巻きで、フォーク側はダブルローラー(φ50mm)です。本体重量は74.0kgで、組立済みで届きます。

タイプ 手動ハンドリフト(低床)
最大使用荷重 2,000kg
フォーク長さ×幅 1,150mm×540mm(フォーク間220mm)
フォーク最低〜最高 51mm〜162mm
全長 1,600mm
車輪 ポリウレタン巻き。ステアリングφ180mm/ダブルフォークローラーφ50mm
本体重量 74.0kg
保証 3か月(油圧系統のみ)
参考価格 5.6万円前後(楽天市場 55,800円+送料、Amazon 56,930円、2026年10月時点)

✅ メリット

  • 最低位51mm。今回の標準型より24〜29mm低い
  • 2,000kgまで対応して5万円台
  • 組立済みで届く

⚠️ デメリット・注意点

  • 最高位162mmと、標準型(190〜200mm)より低い
  • 本体重量74.0kgと、今回のKIKAIYA 3台でいちばん重い

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 最低位51mm。低い差込口に5万円台で

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

フクロウ主任
フクロウ主任

低床型を選ぶときも、差込口の高さと荷の重さの両方を測ってからだホー。

👍 こんな人におすすめ

  • 差込口の低いプラスチックパレット・薄型パレットを使う現場
  • 標準型のフォークが入らなかった現場

5. KIKAIYA PT-20SN|フォーク900mm・48.5kg。狭い場所の小回りに

店舗のバックヤードなど狭い場所で、奥行きの短い荷を動かすなら、ショートタイプのPT-20SN。フォーク長さ900mm×全幅520mm、全長1,270mm、本体重量48.5kgと、今回の5台でいちばん短く軽いモデルです。最大使用荷重は2,000kg、フォーク最低75mm〜最高190mmです。

注意点はパレットとの相性です。販売元は、前述のとおり一般的な1,100×1,100mmのパレットでは約30mmしか上昇しないとして、差込口からセンターブロックの反対側までの距離を確かめるよう案内しています。

タイプ 手動ハンドリフト(ショートタイプ)
最大使用荷重 2,000kg
フォーク長さ×全幅 900mm×520mm(爪幅150mm・フォーク間220mm)
フォーク最低〜最高 75mm〜190mm
全長 1,270mm
車輪 ステアリング:ポリウレタンφ160×50mm/フォーク:ポリウレタン・シングルφ70×80mm
本体重量 48.5kg
保証 3か月(油圧系統のみ)
参考価格 4万円前後(楽天市場 39,480円+送料、Amazon 40,290円、2026年10月時点)

✅ メリット

  • 全長1,270mm・48.5kgと、今回の5台でいちばん短く軽い
  • 4万円前後で2,000kgまで対応
  • 交換用のパッキンセットなどの部品を販売元が扱う

⚠️ デメリット・注意点

  • 1,100×1,100mmパレットでは約30mmしか上がらない(販売元)
  • 保証は3か月・油圧系統のみ。原則として修理なし

編集部の評価 ★★★☆☆ 3.5 / 5.0 短く軽い。合う荷とパレットは限られる

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

フクロウ主任
フクロウ主任

ショートタイプは「何でも運べる1台」ではないホー。運ぶ荷とパレットを決めてから選ぶんだホー。

👍 こんな人におすすめ

  • 通路の狭いバックヤードで使う現場
  • 奥行きの短い荷やパレットを動かす現場

この5台以外の候補

  • ビシャモン BM15M-L65(低床):BM15Mと同じ1,500kg・520×1,070mmで、フォーク高さは65〜165mm(約69kg)。Amazon 101,024円、楽天市場 95,700円〜(2026年10月時点)。
  • KIKAIYA PL-20D(低床60mm・ダブルローラー):2,000kg、フォーク1,100×550mm、フォーク高さ60〜160mm、本体重量61.6kg。楽天市場 49,800円、Amazon 50,820円(2026年10月時点)。
  • をくだ屋技研 冷凍型(CPFシリーズ):冷凍・冷蔵倉庫向け(使用温度は後述)。
  • 両面使用パレット用:ビシャモンのストレスフリータイプ(BMRP)、をくだ屋技研のTCP型など専用の機種があります。

ハンドリフト5台 比較表

製品名 最大荷重 フォーク長さ×外幅 最低位〜最高位 自重 参考価格
ビシャモン BM15M 1,500kg 1,070×520mm 80〜200mm 約70kg 9万〜10万円前後
をくだ屋技研 CP-20S-107 2,000kg 1,070×520mm 80〜200mm 74kg 11万〜13万円前後
KIKAIYA PT-25D 2,500kg 1,150×550mm 75〜190mm 65kg 4万円前後
KIKAIYA PT-20L 2,000kg 1,150×540mm 51〜162mm 74.0kg 5.6万円前後
KIKAIYA PT-20SN 2,000kg 900×520mm 75〜190mm 48.5kg 4万円前後

※仕様はメーカー・販売元の公表値、価格は2026年10月時点の目安です。

ハンドリフトを安全に使う|点検・傾斜地・冷凍倉庫・トラック荷台の注意点

毎日の始業点検は4項目

スギヤスの取扱説明書は、毎日作業前に次の4つを点検するよう求めています。①外観に破損・曲がり・傷はないか、②油圧ユニットから油漏れはないか、③上昇後、フォークが自然に降下しないか、④各車輪はスムーズに回転するか。異常が見つかったら、修復が終わるまで使用を禁止します。

傾斜地では使わない。ホイールから足を離す

同じ取扱説明書の警告・注意には、傾斜地で使わない(転倒や暴走につながる)、人を乗せない、走行中はホイールから足を離す(ひかれてけがをする)、フォークの下に手足を入れない、移動するときは前後に人がいないことを確かめる、荷物を載せた状態で段差のある床を通らない、が並んでいます。足元を守るなら、つま先に先芯の入った安全靴も合わせて選びましょう(安全靴おすすめ5選)。

スギヤスによると、重い荷や長い距離は「引く」、軽い荷や狭い通路での小回りは「押す」が便利で、引くときは操作レバーをニュートラルの位置にすると便利です。

冷凍・冷蔵倉庫や屋外で使うとき

ビシャモンの取扱説明書は、周囲の温度が0〜40℃の場所での使用を求め、耐水仕様ではないため乾燥した場所で使うよう注意しています。カタログでは、寒冷地用オイルに変更すると-15℃の環境でも使えるとしています。をくだ屋技研の冷凍型(CPFシリーズ)は-10℃まで常時使用でき、-11〜-35℃はオプションです。KIKAIYAは今回の3機種の商品ページで屋内での使用を求め、屋外で使ってサビが出た故障は保証の対象外としています。冷凍庫で働く人の足元の冷え対策は防寒安全靴・長靴おすすめ6選にまとめています。

長く使うためのメンテナンス

スギヤスは、各軸受部への注油を6か月ごと、油圧作動油の交換を12か月ごとに行うよう案内しています(作動油はISO VG32の耐摩耗性油圧作動油、約0.5L)。をくだ屋技研は、手動式の製品には耐摩耗性油圧作動油22番を使い、ブレーキオイルは使わないよう求めています。フォークは油圧で保持しているため、上げたまま長時間置いておくことはできません(スギヤス)。使い終わったら、通路をふさがない決めた場所に戻しましょう。

トラックの荷台やテールゲートリフターで使うとき

ハンドリフトごと荷をテールゲートリフターで積み降ろす現場は、2024年2月1日から、リフターを操作する人に特別教育(学科4時間・実技2時間、厚生労働省)が必要です。対象は労働安全衛生規則第36条第5号の4の「テールゲートリフター…の操作の業務(当該貨物自動車に荷を積む作業又は当該貨物自動車から荷を卸す作業を伴うものに限る。)」です。また2023年10月1日から、荷の積み降ろしで昇降設備の設置(同規則第151条の67)と保護帽の着用(同規則第151条の74)が必要なトラックの範囲が、最大積載量5トン以上から2トン以上に広がりました(2トン以上5トン未満で保護帽が要るのは、荷台の側面が開く平ボディ車・ウイング車などと、テールゲートリフター付きの車でリフターを使うとき)。

よくある質問

ハンドリフトを使うのに資格は必要ですか?

をくだ屋技研は、自走式ではない同社のパワーリフター(PL-H・PL-D)について、フォークリフトの定義(マストを備えた自走式の荷役運搬車両)に当たらないため、特別な技能講習・教育や法定点検の義務はないと説明しています(そのうえで始業前・月次の点検を求めています)。手動のハンドリフトも自走しないため、編集部ではフォークリフトの技能講習の対象ではないと理解しています。ただし、テールゲートリフターを操作して荷を積み降ろす業務には特別教育が必要です(労働安全衛生規則第36条第5号の4)。電動で走るタイプは、メーカーや販売店に確認してください。

1,100×1,100mmのパレットにはどれを選べばいいですか?

同じ1,100×1,100mmでも、片面使用・スキッド・両面使用で合う機種が違います。差込口の高さと幅、中央の桁の幅、裏面の穴の位置を測り、メーカーの基準(片面使用なら最低位が差込口より10mm以上低い、など)に当てはめて選びます。フォーク長さ900mmのショートタイプ(KIKAIYA PT-20SN)は、販売元が1,100×1,100mmパレットでは約30mmしか上昇しないとしています。

両面使用のパレットにも使えますか?

スギヤスの基準では、両面使用パレットは最低位が差込口より15mm以上低く、フォークホイールがパレットの奥を10mm以上越える長さの機種を選びます。条件に合わない機種を使うと、製品や荷物を破損するおそれがあります。両面パレット用の専用機(ビシャモン BMRP、をくだ屋技研 TCP型など)もあります。

4万円台のハンドリフトと10万円前後の国内メーカー品は何が違いますか?

価格のほか、修理と部品の受け方が違います。スギヤス・をくだ屋技研は販売店(スギヤスは指定サービス店も)を通して修理や部品の購入ができ、取扱説明書や部品表をサイトで公開しています。KIKAIYAは保証3か月(油圧系統のみ)で、原則として修理を行わず、部品を買って自分で交換する方式です。

冷凍倉庫で使えますか?

機種によります。ビシャモンの取扱説明書は周囲温度0〜40℃での使用を求めており、寒冷地用オイルに変更すると-15℃の環境でも使えます(カタログ)。をくだ屋技研の冷凍型は-10℃まで常時使用でき、-11〜-35℃はオプションで対応します。

個人でも買えますか?自宅に届きますか?

出品によります。KIKAIYAは、個人での注文は自宅に届けず運送会社の営業所止めとし、受け渡しは車上渡し(荷降ろしは購入者)です。国内メーカー品も、メーカーの販売店経由なら車上渡しが基本で、楽天市場には法人限定の出品も多くあります。注文前に各出品の配送条件を確認してください。

ノゾミ
ノゾミ

まずはうちのパレットの差込口の高さと幅、中央の桁、奥行きを測ってきます。重い入荷用は2tクラス、予算が厳しい2台目はKIKAIYAで考えます!

フクロウ主任
フクロウ主任

いい順番だホー。パレットを測る、能力は荷物より大きく、毎日の始業点検。この3つを守るんだホー。

まとめ

ハンドリフトは、パレットの種類と寸法を測り、最低位・外幅・内幅・長さがメーカーの基準に合う機種を選ぶのが基本です。長く使う主力には国内メーカーの定番ビシャモン BM15M、2tクラスならをくだ屋技研 CP-20S-107。予算重視なら2.5tのKIKAIYA PT-25D、差込口が低いなら最低位51mmのPT-20L、狭い場所で奥行きの短い荷を動かすならPT-20SNです。

買ったあとは、毎日の始業点検、傾斜地で使わない、人を乗せない、走行中はホイールから足を離す、がセットです。年末の繁忙期に向けて、まずは今使っているパレットの寸法を測っておきましょう。

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