本記事は倉庫責任者8年の実務経験をもとに、AIツールの作成支援を活用して執筆・編集しています。掲載情報はロジ現場ラボ編集部が確認しています。
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主任、避難訓練や朝礼で、奥の列まで声が届かないんです。メガホンを買おうと思うんですが、種類が多くて……。
メガホンは「どこまで届くか(通達距離)」「サイレンやホイッスルが要るか」「雨の中で使うか」「両手を空けたいか」で選ぶんだホー。今回はTOAの現行品から5台を比べたホー。
通達距離って、カタログの数字どおり届くんですか?
TOAは「静かな街頭で新しい電池を使ったとき」の値だと書いているホー。倉庫はフォークリフトや設備の音があるから、数字は「比べるための目安」と考えるんだホー。
拡声器(メガホン)は、電源も配線もいらず、トークスイッチを押すだけで大勢に声を届けられる道具です。倉庫や工場では、避難訓練での誘導、広い荷さばき場での朝礼、イベント時の案内などで出番があります。
消防法第8条第1項は、学校・病院・工場・事業場など多数の者が出入し、勤務し、又は居住する防火対象物のうち政令で定めるもの(対象となる用途と収容人員の条件は消防法施行令第1条の2)の管理について権原を有する者に、防火管理者を定めて「消防計画の作成、当該消防計画に基づく消火、通報及び避難の訓練の実施」などを行わせるよう定めています。訓練の回数などは建物の用途や消防計画によって異なるので、所轄の消防署や防火管理者に確認してください。訓練で大勢に指示を届ける道具のひとつがメガホンです。
この記事では、国内メーカーTOAの現行メガホンから、用途の違う5台を選びました。仕様はTOAの製品ページ・TOA直販サイト(TOAエンジニアリング運営)の仕様表・取扱説明書の公表値、価格は2026年10月18日時点で価格.comのショッピング検索で確認した新品の出品例です。個人どうしの連絡に使う無線機は倉庫用インカム・トランシーバーおすすめ5選で解説しています。
📌 先に結論|「どこで・何に使うか」で選ぶ
- 朝礼・ちょっとした指示に1台:TOA ER-1106(6W・通達距離 約250m。約1万円から)
- 避難訓練・非常用に備え付け:TOA ER-1106S(6W・サイレン音付き。1.1万円前後から)
- 広いヤードや屋外の集合場所:TOA ER-1115S(15W・サイレン時 約500m。楽天で2.1万円前後から)
- 大規模な構内・屋外イベント:TOA ER-2130W(30W・音声 約800m。楽天で3.2万円前後から)
- 両手を使いながら説明する:TOA ER-1000A-WH(腰に着けるハンズフリー型・通達距離 約100m。2.3万円前後から)
※通達距離はTOAの公表値(JEITA、静かな街頭で新しい電池を使用したとき)。価格は2026年10月18日時点の新品の出品例。
メガホンの選び方|買う前に確認する5つのポイント
① 通達距離と出力(W)。数字は「静かな街頭」の値
メガホンのカタログには「通達距離」が載っています。今回の5台では、6Wのハンド型が約250m、6Wのハンズフリー型が約100m、15Wの中型が約315m、30Wのショルダー型が約800mです(いずれも音声時・JEITA)。ただしTOAは、通達距離は「静かな街頭で未使用電池を使用した時のもの」で、「電池の容量低下、周囲雑音、風向き、障害物などの周囲環境で異なります」と注記しています。
倉庫の中は、ラックや荷物が音をさえぎり、フォークリフトや設備の音もあります。屋内の朝礼なら6Wの小型で足りる場面が多く、屋外の集合場所や広いヤードで遠くまで届けたいなら15W以上、というように、使う場所の広さと騒がしさで考えましょう(編集部の目安)。
② サイレン・ホイッスルが要るか
TOAのメガホンには、信号音なし、サイレン音付き(型番末尾S)、ホイッスル音付き(型番末尾W)があります。サイレン付きの ER-1106S・ER-1115S は「非常サイレン(5秒間隔自動吹鳴)」です。ER-1115S の取扱説明書では、サイレンを鳴らしているときでもトークスイッチを押すとサイレンが停止して拡声でき、スイッチを離すと再びサイレンが鳴ります。避難訓練の開始の合図や、非常時の注意喚起に使いたいならサイレン付きが候補です。信号音を出せる時間は音声より短く、ER-1106S はサイレン時 約30分(単3形乾電池6本)です。
③ 雨の中で使うなら防水性能を確認
防水性能はモデルごとに違います。ER-1106・ER-1106S は防噴流形のIPX5、ER-1115S は防まつ形のIPX4ですが、取扱説明書はどちらも「水中や強い雨で使用したり、直接水をかけたりしないでください」としています。ER-2130W は「防水構造になっていませんが、小雨など水滴がかかるような場所では付属の防滴カバーを装着して使用できます」とされ、大雨や強風の中、水が直接かかる場所ではカバーを付けても使わないよう求めています。ハンズフリー型の ER-1000A は「防水構造ではありません。雨天や水滴がかかるような場所では使用しないでください」です。
④ 電池の種類と持続時間。充電池が使えない機種もある
小型の ER-1106・ER-1106S は単3形乾電池6本(付属のバッテリースペーサーで4本でも可)、中型の ER-1115S は単2形乾電池6本(付属のアダプターで単3形も可)、ER-2130W は単1形乾電池10本か12Vバッテリー・直流電源です。メガホンの電池持続時間は、TOAの表記で「1日30分間使用した時の延べ時間」です(ハンズフリー型の ER-1000A は、ハウリングさせない最大ボリュームで連続使用したときの時間)。
注意したいのは充電池です。ER-1103/ER-1106シリーズの取扱説明書は、「本機は密閉構造のため、充電電池が過放電すると発煙、発火の原因となることがあります」として充電電池の使用を禁止しています。一方、ER-1000A は市販のニッケル水素蓄電池(HR15/51)でも使えると明記しています。使える電池は機種ごとに取扱説明書で確かめてください。
⑤ 手で持つか、肩にかけるか、腰に着けるか
ハンド型は片手がふさがりますが、取り出してすぐ使えます。ショルダー型の ER-2130W は本体を肩にかけ、コード付きのマイクで話します。ハンズフリー型の ER-1000A は腰に着けてヘッドセットマイクで話すので、両手で実演しながら説明できます。重さは ER-1106 が660g、ER-1115S が950g(いずれも電池別)、ER-2130W は3.6kg(電池別)です。
倉庫・工場向け メガホンおすすめ5選【2026年版】
5台ともTOAの製品ページに掲載されている現行モデルです。価格は前述の新品の出品例(最も安いもの)で、送料・在庫は出品ごとに確認してください。楽天市場の安い出品には「メーカー在庫時に発送」「お取り寄せ」と書かれたものもあるので、発送の目安も確かめましょう。
Amazonのプライム感謝祭(2026年は先行セール10月13日〜15日、本セール10月16日〜19日、プライム会員限定)は終了しました。
1. TOA ER-1106|6W・約250m。朝礼に使いやすい小型モデル
TOAのER-1106は、メーカーが「定格出力6Wで小型、軽量の防滴メガホン」と紹介するハンド型です。防水性能はIPX5、ハンドルと送話口に抗菌処理が施されています。
単3形乾電池6本で、通達距離は約250m(JEITA)、電池持続時間は約10時間(1日30分使用の延べ時間)です。付属のバッテリースペーサーを使うと4本でも使えます(約6時間)。取扱説明書は充電電池の使用を禁止し、「指定した電池を使用する」よう求めています(仕様の電源は単3形乾電池 R6PU)。乾電池は付属していません。
| タイプ | ハンド型(防滴) |
|---|---|
| 出力 | 定格6W・最大10W(単3形乾電池6本使用時) |
| 通達距離 | 約250m(JEITA) |
| 電源 | 単3形乾電池×6本(スペーサー使用で4本) |
| 電池持続時間 | 約10時間(6本)/約6時間(4本) |
| 防水性能 | IPX5 |
| 使用温度範囲 | −10〜+40℃ |
| 寸法・質量 | 154×266×250mm・660g(電池別) |
| 希望小売価格 | 15,500円(税抜) |
| 価格の目安 | Amazon.co.jp 9,982円、楽天市場 10,726円から(2026年10月18日時点の新品の出品例) |
✅ メリット
- 今回の5台で最も安い(約1万円から)
- 660gと軽く、片手で扱いやすい
- IPX5で多少の雨なら使える
⚠️ デメリット・注意点
- サイレン・ホイッスルはない
- 充電電池は使えない(取扱説明書で禁止)
検索すると ER-1106S(サイレン付き)や ER-1106W(ホイッスル付き)も並ぶことがあるホー。型番の末尾まで確かめて選ぶんだホー。
👍 こんな人におすすめ
- 倉庫内の朝礼や作業指示で使う
- まず1台を手頃な価格で用意したい
2. TOA ER-1106S|サイレン音付き。避難訓練・非常用の備え付けに
ER-1106Sは、ER-1106にサイレンスイッチを加えたモデルです。TOAは「サイレンスイッチを押すだけで自動サイレンが鳴り、非常事態を知らせることができます」と説明しています。通達距離は音声時 約250m、サイレン時 約315m(JEITA)です。
付属品に「設置表示ラベル」「責任者表示ラベル」「非常用メガホンの保守点検とご注意」が入っていて、非常用として備え付ける使い方を想定したモデルです。別売のメガホン壁掛金具 SP-1100(希望小売価格 6,400円・税抜)を使うと壁に掛けて保管できます。長く電池を入れたままにする場合、取扱説明書は電池切れや液漏れがないかを定期的に点検するよう求めています。
| タイプ | ハンド型(防滴)・サイレン音付き |
|---|---|
| 出力 | 定格6W・最大10W(単3形乾電池6本使用時) |
| 通達距離 | 音声 約250m/サイレン 約315m(JEITA) |
| 電源 | 単3形乾電池×6本(スペーサー使用で4本) |
| 電池持続時間 | 音声 約10時間・サイレン 約30分(6本) |
| 防水性能 | IPX5 |
| 寸法・質量 | 154×266×250mm・680g(電池別) |
| 付属品 | バッテリースペーサー、設置表示ラベル、責任者表示ラベル、保守点検の説明書 |
| 希望小売価格 | 17,900円(税抜) |
| 価格の目安 | Amazon.co.jp 10,891円、楽天市場 11,576円から(2026年10月18日時点の新品の出品例) |
✅ メリット
- サイレンで訓練の開始や非常時を知らせられる
- 非常用の表示ラベルが付属
- 1.1万円前後から見つかる
⚠️ デメリット・注意点
- サイレンの持続時間は約30分(6本)と短め
- 充電電池は使えない(取扱説明書で禁止)
取扱説明書では、サイレンはもう一度押すと止まるんだホー。信号音の音量は一定でボリュームでは変わらないから、スピーカーを耳に向けず、テストは地面に向けて行うんだホー。
👍 こんな人におすすめ
- 避難訓練の合図や誘導に使う
- 事務所や出入口に非常用として掛けておきたい
3. TOA ER-1115S|15W・サイレン時 約500m。屋外の集合場所に
ER-1115Sは、定格出力15Wの中型ハンド型メガホンにサイレンを付けたモデルです。TOAは「IPX4を満足していますので、屋外でも安心して使用できます」と紹介しています。通達距離は音声時 約315m、サイレン時 約500m(JEITA)です。
電源は単2形乾電池6本で、音声時 約20時間・サイレン時 約40分。付属のバッテリーアダプターで単3形乾電池も使えますが、持続時間は音声 約6時間に短くなります。本体質量は950g(電池別)、単2形乾電池を入れると1.25kgです。価格.comのショッピング検索ではAmazon.co.jpで型番入りの出品が見つからなかったため、楽天市場のボタンのみ置いています。
| タイプ | ハンド型(防滴)・サイレン音付き |
|---|---|
| 出力 | 定格15W・最大23W |
| 通達距離 | 音声 約315m/サイレン 約500m(JEITA) |
| 電源 | 単2形乾電池×6本(アダプター使用で単3形×6本) |
| 電池持続時間 | 単2形:音声 約20時間・サイレン 約40分 |
| 防水性能 | IPX4 |
| 寸法・質量 | 210×291×319mm・950g(電池別)/1.25kg(単2形乾電池込み) |
| 希望小売価格 | 31,200円(税抜) |
| 価格の目安 | 楽天市場 20,925円から(2026年10月18日時点の新品の出品例) |
✅ メリット
- 屋外の集合場所でも遠くまで届けやすい
- 単2形乾電池で音声 約20時間
- サイレンとIPX4で屋外の訓練向き
⚠️ デメリット・注意点
- 1.25kg(単2形乾電池込み)と小型より重い
- Amazonでは型番入りの出品が見つからなかった
同じ15Wでホイッスル付きの ER-1115W、信号音なしの ER-1115 もあるホー。楽天ではまとめて出てくることがあるから、末尾の「S」を確かめるんだホー。
👍 こんな人におすすめ
- 屋外の避難集合場所で点呼・誘導をする
- 広いヤードで遠くまで声を届けたい
4. TOA ER-2130W|30W・音声 約800m。大規模な構内や屋外イベントに
ER-2130Wは、定格出力30Wのホイッスル音付きショルダー型メガホンです。本体を肩にかけ、トークスイッチとボリュームの付いた本体付けマイクロホンで話します。通達距離は音声時 約800m、ホイッスル時 約1,000m(JEITA)と、今回の5台でいちばん遠くまで届く公表値です。
電源は単1形乾電池10本で、音声時 約22時間。外部電源入力端子に12Vバッテリーや直流電源をつなぐこともできます(取扱説明書は、安全のため5Aヒューズ(別途手配)を入れること、エンジンがかかっている車のシガレットライターソケットなどから電源をとらないことを求めています)。電源表示灯の点滅で電池の交換時期がわかります。AUX入力に音楽プレーヤーなどをつなげて拡声することもできます。防水構造ではなく、小雨のときは付属の防滴カバーを着けて使います。質量は3.6kg(電池別)です。Amazon.co.jpで型番入りの出品が見つからなかったため、楽天市場のボタンのみです。
| タイプ | ショルダー型・ホイッスル音付き |
|---|---|
| 出力 | 定格30W・最大45W(AUX入力時) |
| 通達距離 | 音声 約800m/ホイッスル 約1,000m(JEITA) |
| 電源 | 単1形乾電池×10本、または外部電源(12Vバッテリー、DC12V・3A以上の直流電源) |
| 電池持続時間 | 音声 約22時間・ホイッスル 約120分 |
| 防水 | 防水構造ではない(小雨は付属の防滴カバーで使用可) |
| 寸法・質量 | φ351×512mm・3.6kg(電池別) |
| 希望小売価格 | 47,300円(税抜) |
| 価格の目安 | 楽天市場 32,135円から(2026年10月18日時点の新品の出品例) |
✅ メリット
- 今回の5台で最も遠くまで届く公表値(音声 約800m)
- 12Vバッテリーや直流電源でも使える
- AUX入力で音楽プレーヤーなどの音も拡声できる
⚠️ デメリット・注意点
- 3.6kg(電池別)と重い
- 防水構造ではない
- Amazonでは型番入りの出品が見つからなかった
👍 こんな人におすすめ
- 広い屋外の集合場所や大規模な構内で使う
- 電池の交換時期を表示でつかみたい
5. TOA ER-1000A-WH|腰に着けるハンズフリー型。両手で実演しながら説明
ER-1000Aは、TOAが「腰にぴったり装着することができ、付属のヘッドセットマイクを使用すると両手が自由に使えます」と紹介するハンズフリー拡声器です。色はブラック(BK)・ホワイト(WH)・イエロー(YL)で、Bluetooth内蔵の ER-1000A-BT(希望小売価格 39,700円・税抜)もあります。
単3形乾電池6本で定格6W、通達距離は約100m(4本使用時は3W・約80m)です。市販のニッケル水素蓄電池(HR15/51)でも使えます。取扱説明書は、室内では壁や天井の反射でハウリングが起こりやすいとして「屋内では、ボリュームを5以下で使用してください。(使用環境によって異なります。)」としています。防水構造ではなく、使用温度範囲は0〜40℃なので、雨天の屋外や冷凍庫の中では使えません。
| タイプ | ハンズフリー型(腰に装着・ヘッドセットマイク付属) |
|---|---|
| 出力 | 定格6W・最大10W(単3形乾電池6本使用時) |
| 通達距離 | 約100m(6本)/約80m(4本) |
| 電源 | 単3形アルカリ乾電池(LR6)またはニッケル水素蓄電池(HR15/51)×6本(スペーサー使用で4本) |
| 電池持続時間 | 音声 約8時間(アルカリ乾電池。ハウリングさせない最大ボリュームで連続使用したとき) |
| 防水 | 防水構造ではない |
| 使用温度範囲 | 0〜40℃ |
| 質量 | 本体480g(ベルト含む・電池別)、ヘッドセットマイク50g |
| 希望小売価格 | 31,900円(税抜) |
| 価格の目安 | Amazon.co.jp 22,700円、楽天市場 22,543円から(ホワイト。2026年10月18日時点の新品の出品例) |
✅ メリット
- 両手が空くので、実演しながら説明できる
- ニッケル水素蓄電池が使える
- 本体480gと軽い
⚠️ デメリット・注意点
- 通達距離は約100mで遠くには向かない
- 防水構造ではなく、使用温度は0℃から
ブラックの ER-1000A-BK は価格.comでAmazon 24,831円だったホー。色で値段が違うから、欲しい色で比べるんだホー。
👍 こんな人におすすめ
- 安全教育や作業手順の説明を実演しながら行う
- 朝の体操や点呼で両手を使いたい
メガホン5台 比較表
| 機種 | タイプ | 出力(定格) | 通達距離(音声) | 信号音 | 防水 | 電源 | 質量(電池別) | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TOA ER-1106 | ハンド型(小型) | 6W | 約250m | なし | IPX5 | 単3×6 | 660g | 約1万円〜 |
| TOA ER-1106S | ハンド型(小型) | 6W | 約250m | サイレン | IPX5 | 単3×6 | 680g | 1.1万円前後〜 |
| TOA ER-1115S | ハンド型(中型) | 15W | 約315m | サイレン | IPX4 | 単2×6 | 950g | 2.1万円前後〜 |
| TOA ER-2130W | ショルダー型 | 30W | 約800m | ホイッスル | 防滴カバー(小雨) | 単1×10・12V | 3.6kg | 3.2万円前後〜 |
| TOA ER-1000A-WH | ハンズフリー型 | 6W | 約100m | なし | なし | 単3×6(ニッケル水素可) | 480g | 2.3万円前後〜 |
※仕様はTOAの製品ページ・TOA直販サイトの仕様表・取扱説明書(2026年10月18日確認)。通達距離はJEITAの測定で、静かな街頭で新しい電池を使用したときの値。価格は同日の新品の出品例で、変動します。
倉庫・工場で使うときの注意点
音量は最小から。スピーカーを耳に向けない
今回の5台の取扱説明書には、いずれも「守らないと、聴力障害などの原因となることがあります」として、「使用する前には音量(ボリューム)を最小にする」「スピーカーを耳に向けて使用しない」が書かれています。動作テストは、ER-1106シリーズ・ER-1115S・ER-2130Wでは「地面に向けて行う」、ER-1000A では「人のいない方向に向けて行う」です。音量は、トークスイッチを押しながらハウリング(キーンという音)が起こらないようにボリュームで調節します。室内など音の反響が多い場所について、ER-1106シリーズ・ER-1115S・ER-2130W の取扱説明書はボリューム目盛りの中間程度を目安に、ER-1000A の取扱説明書は屋内ではボリューム5以下で使うよう案内しています。
送話口から1cmほどで話す。ハウリングしたら音量を下げる
ER-1106シリーズ・ER-1115S・ER-2130W の取扱説明書は、送話口から1cm程度の距離で大きめの声で話すよう案内し、離しすぎたり小さな声で話したりすると音量不足になることがあるとしています(ER-1000A のヘッドセットマイクは口元から3cm程度)。ER-1106シリーズ・ER-1115S では、送話口の穴に水滴がたまったときは拭き取るか乾かしてから使います。また、長時間音が歪んだ状態で使うと内部が発熱し、故障の原因になることがあるとしています。「キーン」というハウリングが起きたら、音量を下げてください。
電池は定期点検。使える電池の種類も確認
非常用に置いておくメガホンは、いざというときに電池が切れていては使えません。取扱説明書は、長時間電池を入れたままにする場合は電池切れや液漏れがないかを定期的に点検するよう求めています。電池は新しいものと古いものを混ぜず、指定の電池を使います。ER-1106シリーズは充電電池の使用が禁止、ER-1000A はニッケル水素蓄電池が使える、というように機種で違う点にも注意してください。
保管場所と、訓練全体の段取り
取扱説明書は、湿気やほこりの多い場所、直射日光のあたる場所、熱器具の近くに置かないよう求めています。ER-1106シリーズと ER-1103 は別売の壁掛金具 SP-1100 で壁に掛けられ、取扱説明書は「メガホン保管場所が一目でわかるように設置でき」るとしています。消火器の置き場所や設置基準は業務用消火器おすすめ5選、年末に向けた準備全体は物流現場の年末繁忙期チェックリストもあわせてどうぞ。
よくある質問
倉庫の朝礼には何Wのメガホンが必要ですか?
今回の5台では、6Wの ER-1106 の通達距離が約250m、15Wの ER-1115S が約315m(いずれも音声時・JEITA)です。TOAはこの値を「静かな街頭で未使用電池を使用した時のもの」としており、周囲の騒音や障害物で変わります。屋内の朝礼なら6Wの小型、屋外の集合場所や広いヤードなら15W以上を目安に、実際の場所で試して決めてください(編集部の目安)。
避難訓練用にはサイレン付きを選ぶべきですか?
訓練の開始の合図や非常時の注意喚起に使うなら、サイレン付き(ER-1106S・ER-1115S)が候補です。どちらも非常サイレン(5秒間隔自動吹鳴)で、ER-1115S はサイレン中でもトークスイッチを押せば拡声できます(取扱説明書)。ただしサイレンの持続時間は音声より短く、ER-1106S は約30分、ER-1115S は約40分(単2形乾電池)です。
充電池(エネループなど)は使えますか?
機種によります。ER-1103/ER-1106シリーズの取扱説明書は、密閉構造のため充電電池が過放電すると発煙・発火の原因となることがあるとして、充電電池の使用を禁止しています。ハンズフリー型の ER-1000A は、市販のニッケル水素蓄電池(HR15/51)でも使えると明記しています。ER-1115S・ER-2130W の取扱説明書は、電源に乾電池(ER-1115S は単2形 R14PU、アダプター使用時は単3形 R6PU、ER-2130W は単1形 R20PU)を挙げ、「指定した電池を使用する」としています。購入前に、使う機種の取扱説明書で確かめてください。
雨の日の屋外でも使えますか?
防水性能は機種で違います。ER-1106・ER-1106S はIPX5、ER-1115S はIPX4ですが、取扱説明書はどちらも水中や強い雨での使用、直接水をかけることを禁じています。ER-2130W は防水構造ではなく、小雨のときに付属の防滴カバーを着けて使えます(大雨・強風の中では使用不可)。ER-1000A は防水構造ではないので、雨天や水滴がかかる場所では使えません。
冷凍倉庫の中で使えますか?
使用温度範囲は、ER-1106・ER-1106S・ER-1115S・ER-2130W が−10〜+40℃、ER-1000A が0〜40℃です(TOAの公表値)。−10℃を下回る冷凍庫の中は、どの機種も使用温度範囲の外です。また ER-1000A の取扱説明書は、寒い屋外から急に暖かい室内に移動すると内部に結露が付くことがあり、故障の原因になると注意しています。
屋内の朝礼用に ER-1106、避難訓練用に ER-1106S を壁に掛けておくことにします。屋外の集合場所が広いので、ER-1115S も検討しますね。
いい組み合わせだホー。使う前は音量を最小にして、スピーカーを人の耳に向けない。非常用の1台は、電池を定期的に点検するんだホー。
まとめ
メガホンは、通達距離と出力・サイレンやホイッスルの有無・防水性能・使える電池・持ち方で選びます。屋内の朝礼ならTOA ER-1106、避難訓練や非常用の備え付けならサイレン付きのER-1106S、屋外の集合場所や広いヤードなら15WのER-1115S、大規模な構内や屋外の行事なら30WのER-2130W、両手を使いながら説明するならハンズフリー型のER-1000Aです。
カタログの通達距離は静かな街頭での値なので、倉庫では実際の場所で試してから台数や置き場所を決めましょう。使う前は音量を最小にし、スピーカーを耳に向けないこと。非常用に置いておく1台は、電池の点検も忘れずに。作業灯の備えは充電式LED作業灯おすすめ6選で紹介しています。



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